世話人日記

「プチ・ブルベ山城100km」の公式ブログです。

フットバイクでサーキット・・・いろんなレベル

今回の大会、定員は5000人だったそうで。すごい数ですね。
このレースはお祭り要素が高いですから、先に書いたようにコスプレとか着ぐるみとかのパフォーマーがたくさん。(私も、その一人ですけどね)
かと思えば、実業団クラスのバリバリの方もたくさんいらっしゃる。
上級者は右側、遅い人は左側、と一応のコース分けはしてありますからあまり混乱はないのですが、たまにまだ実力の無い方が右側のコースに紛れ込んじゃったりした時は、ちょっと罵声が飛んだりもしてたみたいですね。
私はたぶん参加者の中で一番遅いライダーだったでしょうから、極力コースの左側をちょろちょろ走ってましたが、ピットの手前なんかはいろんな人に迷惑かけちゃったかもしれませんね。
ごめんなさい。
 
そんなわけで、あんまり人のことは言えませんが、かなり初心者の方もいらっしゃったようです。
コースの終盤の上り坂。力の無い人は、みんなちょっと苦労して上る箇所。
私も汗かきながら地面を蹴ってとろとろ走ってたんですが、前方に女性の方が立ち往生してるのが見えました。自転車は変速付きのママチャリです。まだ新しいものでした。
さっきも書いたように、遅い私はコースの左端をちょろちょろと走ってました。
スピードも遅い事ですから、自ずとその女性と目が合っちゃったんですね。で、声をかけられました。
「すみません、これってチェーンはずれちゃったんでしょうか?」
 
なんか、かくっとずっこけるような質問をされたんですが、とにかくコースアウトして芝生の中に入り、自転車の様子を見てみました。なんのことはない。チェーンリングからチェーンが外れてるだけでした。ちょいと元に戻してあげたらとても感謝されちゃったんですが、どうやら変速の使い方もよくご存じない様子。
変速機を示されて、上り坂はこっちに回すんですか?とか尋ねられちゃいました。
ウーム、だいじょうぶかなぁとか思いつつ別れたんですが、ちょっと複雑な気分。
初心者の方も楽しく参加できるってのが、このイベントのウリなんだと思いますし、みなさん楽しんでらっしゃるからそれでいいんでしょうけど、自分がどんな自転車に乗ってるのか、ってことぐらいはわかってた方がいいと思うんですよ。
 
それにしても、チェーンも変速機もない自転車(?)に乗ってる人間が「チェーンは?」「ギアは?」って尋ねられるのも、ちょっとおもろい話と言えなくもないですかね。