世話人日記

「プチ・ブルベ山城100km」の公式ブログです。

「自転車の安全利用の促進に関する提言」 読んでる最中-その3

 
3ページから8ページにかけて。自転車の関連する交通事故の状況について書かれています。
4ページ目に、平成17年度、交通事故にあって30日以内に死亡した死者数にグラフが記してあります。
どんなことをしているときに重大な交通事故がおこっているかを、欧米諸国と比較してるんですね。
「我が国の自転車乗車中死者の割合は、欧米諸国のそれに比べてかなり高いと言える」って書いてあります。
平成17年度、自転車に乗っていた人の30日以内死者数は1,105人。全死者に占める割合は13.9%。だそうな。
欧米諸国のそれに比べてかなり高いと言える。って書いてありますけど、歩行中の死者を合わたら44.7%になります。
ドイツ、オランダのほぼ2倍。アメリカと比べればおよそ4倍。圧倒的に高いです。
 
で、グラフのピンクで示されている所。乗用車に乗っていた人の死者数の割合。
ドイツ:55.4%。フランス:60.9%。イタリア:49.9%。
イギリス:52.6%。オランダ:46.4%。アメリカ:44.8%
そして日本:25.1%。
こちらは、ダントツに低い。
 
歩くより、自動車に乗っている方が安全な国。
外へ出るには、自動車に乗らないと危険な国。
 
それがニッポン。
 
「美しい国」とは言えんわな。