演出過剰
いまさらボクシングの話でもないんですけど・・・世界タイトルマッチ。
私はフツーのオッサンですから、12Rも二人っきりで殴り合うだけの体力と根性には単純に感心します。
やっぱりプロボクサーってのはバケモンだな、と。すごいなぁ、と。
判定があいまいなのは、別にボクシングにかぎったことじゃなくて、他のスポーツでもいっぱいあるでしょう。
フィギアスケートや体操競技なんてしょっちゅうもめてますよね。柔道でも判定に泣いた篠原選手、とかいう話もありました。
そんなことより・・・。最近のスポーツ、演出が過剰すぎです。
「○○は筋書きのないドラマ」っていいますよね。本来、スポーツはその行為自体に、どんなすばらしい演出をも跳ね返すパワーがあったはずなんです。「単なる遊び」に必死で汗を流している、その姿が感動を呼ぶものなんです。
今の演出過剰なスポーツ界、スポーツをバカにしています。これが観客に対する、視聴者に対するサービスだとおもっているんだったら、観客・視聴者をもバカにしています。
世間の人達は、そうは思っていないんでしょうか?
で、いささか我田引水気味ですが、プチ・ブルベの話。プチ・ブルベは極力シンプルなイベントでありたいとおもってます。
自転車道をただ走る。それだけのことなんですから、余計なお世話はできるだけしないようにしたいんです。
へたくそな演出は、人をしらけさせます。
過剰なサービスは、暑苦しいばかりです。
「走ることそれ自体」を楽しめる、さらっとあっさりしたイベントでありたいんですよ。