世話人日記

「プチ・ブルベ山城100km」の公式ブログです。

鈴鹿であっったこと

 
鈴鹿走ってきました!
最高の天気でした。
21を時少し回った頃に帰宅。チームエコサイ、がんばりましたよ! 詳しくは後ほど。相棒も元気に走りましたよ(^^)v 最初の写真は、ピットで出番を待つ相棒。
 

 
レース全般の詳しいレポートは他の皆さんの日記にゆずることとして、こちらは私が出くわしたできごとを少し。
 
チームの全員が二周ずつ走ったあとの二巡目。今日、二度目の出番です。最初は戸惑ったコースの起伏にもかなり慣れて来ました。結構坂があるんですよ。リカンベントは登りは苦手なんですけれども、ロード乗りの面々もそれなりにきつそうにしてましたからね。あんまり差はないのかな?
 
坂を登りきれば気持ちのいい下りが待っています。どなたも快調に飛ばしていきます。みんな気持ちよさそう。私も、ウォータースライダーに乗ってるみたいな気分で転げ落ちて行きます。ヤッホーって声でもあげたくなるような気分!そんな下りの一つ。コース終盤の高速コーナー。前方に二台の自転車が見えます。一台は赤いMTB。もう一台は白のクロスバイク。赤には黒いつなぎを着た男性。白い方は小柄な女性が乗っていました。MTBが先行して、それをクロスが追いかけるという構図でした。びゅーん、と飛ばしてますよ。おうおう、二人とも速いねぇ、がんばるねぇ。。とかなんとか、どっかのご隠居さんみたいな気分で眺めていたんですね。と、突然、白のクロスがバランスを崩し転倒!!!すぐ前を先行していたMTBの人がびっくりして引き返してきます。私もこりゃ大変、と駆けつけます。転倒した方は自力で芝生まで退避して「大丈夫です」って気丈に言ってます。でも膝から血が出てますよ。先行していたMTBの方が、コースに転がっている自転車をかついでコースの外に運び出してくれました。「大丈夫ですか、頭ふらついたりしてませんか?」と、落ち着いて尋ねるその人は・・・黒ずくめのつなぎにマスク。白い骸骨のような模様。そう、ショッカーの構成員!
 
このレース。いろんな扮装をした人がたくさん走ってました。ゴジラや魚の着ぐるみを着た人。新幹線のハリボテをくっつけて走ってた人。チアリーダーやチャイナドレス。皮のつなぎにフルフェイスヘルメットでハンディバイクに乗ってる人、等々。そんな中でもひときわ目立っていたのがショッカー軍団。がんばってぇー!って応援の声をかけると「イィーッ!」と奇声で応えてくれるノリの良さだったんですけど、その構成員が目の前にいます。で、倒れて血を流している女性の側にかがみ込んでいます。そして、その横には作務衣を来たアヤシげなオヤジがクマを乗せた自転車といっしょに・・・。事情を知らない人が見たら、ププって吹き出しそうなシチュエーションだったんですよ。
幸い怪我は大した事はなかったようです。すぐに駆けつけてくれたサポートのオートバイ隊員に事後はお任せしてレース再開。いろいろありますね(^^)
 
2枚目の写真はバラクーダ号さんが撮ってくれたうちの一枚。ピットをスタートする緊張の一瞬。
 

 
鈴鹿8hエンデューロ。定員が3000人だったそうです。チーム参加の方もたくさんいらっしゃいましたから、コース上を同時に走っていたのは1000人程度になるんでしょうか?すごい数ですね!しばらく走って、コース上にばらけてしまえば1000台の自転車もなんてことないのですが、問題はスタートのとき。
 
耐久レースは8時間と4時間、二つのレースがありまして、それぞれが一塊になってスタート前の説明を受けます。ざっと500台の自転車が密集して待機する訳ですね。説明の後にスタートってことになるんですが、その説明が、ゲストの挨拶とかなんとかも含めて、長い!密集の前の方にいる人は見えも聞こえもしたんでしょうけれども、後ろにいる者にはなんにもわかりませんでした。
 
チームエコサイ。スタートの大役はAチームからはエースのラルさん。Bチームは「つかみはおまかせ」ってことで僭越ながら私と相棒が。だいたい密集の後ろの方に陣取って合図を今か今かと待っていました。そういえば、私の横にはつなぎの作業服に工事用のヘルメットをかぶったママチャリの選手がいましたねぇ。お互いのいでたちを見て、なかなかやりますねぇ、とか話しているうちにいよいよスタートです。
 
500台の自転車がいっせいに動き出します。ラルさんもぐいっと太い足に力を込めて(側で見たら、ホントにゴツイね!)走り出します。さて私も、行くぜ相棒!っとばかりに走りだそうとすると、あら?バランスが!
 
鈴鹿のホームストレートは、かなりの上り坂になってます。リカンベントは寝そべったような状態で走りますから坂道発進は苦手なんです。ただでさえ得意じゃなところに、相棒の重さが加わります。だいたい3kgぐらいでしょうか。重心がかなり後ろにかかった状態になっていたんですね。前輪がふわっと浮いてしまったんですよ。すわ転倒!後ろからはいっせいに自転車がやってきます。ここで転倒でもしたら、その迷惑のおよぶ範囲はハンパじゃありません。変なカッコもしてることですし、コスプレ禁止とか、今後の大会運営の見直しに発展するやもしれません。必死に体制を整えます。が、ふらふらと左右にぶれてハンドルが定まりません。あきらめてとにかく停車、自転車から降りて押して行く事にします。びゅんびゅんと自転車が走りすぎる中をゆっくりと押し歩き。結局は最後尾を悠々とスタート、という図になった訳で、ある意味すごく目立ちはしましたね。
 
集団の中でふらついていただけで、後続の方には相当な迷惑をかけてしまったと思います。反省しきりです。次は最初から最後尾について、もしものときにそなえることにします。エコサイチームの皆さん、ヒヤヒヤさせてごめんなさい。
 
最後の写真は、これもバラクーダ号さんがとってくださったもの。ちょっとトリミングさせてもらいました。並みいる強豪をぶっちぎっての余裕のゴールシーン(ウソです) (^^)v