世話人日記

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東大路整備に賛否・・・「歩くまち・京都」見通し不良

19日の京都新聞によると「歩くまち・京都」を掲げる京都市がシンボル事業として掲げる東大路通の整備がなかなか進まないとのことだそうな。
整備する区間は三条〜七条間。清水寺や八坂の塔をはじめとした、京都の観光名所が集まっているところですね。この間を現行の4車線から2〜3車線に減らして、電柱の地中化と併せて歩道拡幅を目指すそうな。
一度でもこの辺りを歩いた事のある方なら、この道の酷さはお分かりになると思うんですよ。
慢性的な交通渋滞を起こしている車道。
人がすれ違うのが精一杯の歩道。
車道に走るスペースが無いので、そのせまい歩道を無理やり走り抜ける自転車。
これが世界遺産のある京都?
これが千年の古都?
風情もなにもあったもんじゃないんですよ。
なんとかしなきゃならん、って思うのは当たり前だと思いますよ。
  
こんな酷い状態ですから、これじゃいかん!って声が市民の側からあがったりもして、京都市は整備する方向で進んでいたそうな。整備に関するパブコメでも、7割方の市民が賛成したそうなんですよ。ところが、ここへきて沿道住民から「ちょっと待った!」って声があがったとのこと。
報道だけでは住民の方がなにに対して反対しているのかはよくわかりませんが、市の説明がはっきりしなかったことに不信感を抱いていらっしゃるようなことらしいですね。
  
現状の酷さは沿道住民の方が一番よく分かってらっしゃると思うので、どこかいい落としどころを見いだして、事業を進めて行って欲しいものですね。