世話人日記

「プチ・ブルベ山城100km」の公式ブログです。

高齢者の遭難事故・・・登山の次は・・・自転車・・・かな?

北アルプスで高齢者の遭難が相次いだそうです。
昨今の高齢者登山ブームにはまっちゃった初心者の方々かと思いきや、山岳会会員の方もいる等、登山歴も長く決して単にブームに乗っかった人達では無かったようです。
そんなベテランの方達でも遭難するほど「山は怖い」って事なのかもしれませんけど、60に近いおじさんとしては、どんなベテランでも「老いには勝てない」って側面を重視したいところです。
 
先にも書いたように今回遭難されたのはブームに踊らされてただけの方々じゃかなったようですが、今圧倒的に多いのは、定年後、時間に余裕ができたから登山を始めたって人達だと思うんです。最近は登山用具がものすごく軽く強く使いやすく、しかも安価になっていますから、装備は誰でも簡単に本格的な装備を整えられます。
登山に関する情報についても、インターネットをはじめとしてあふれかえってます。
これからますます事故は増えてくるんでしょうねぇ。
 
で、似たような状況と言うか、もっと危機的なのが自転車をとりまく状況だと思うんですよ。
 
ちょっとサイクリングロードを走ってみたら、気合いの入ったジャージ姿の高齢者がたくさん目につくようになったのは、いつぐらいの頃からでしょうかね。はっきりしませんけれども、ここ2〜3年ですごく増えたような気もします。
自転車は登山以上に敷居が低いですし、ちょっとしたサイクリングでそこそこの達成感も得られるし、初心者でもそれなりの自転車を買っちゃえばそれだけどなんとか格好もつきます。
元気のある高齢者には、格好な趣味だと思いますよ。
 
けど、齢を重ねれば体力も感覚も鈍ってくるんです。
それにお歳を召した方は自転車に対して古い常識を持ってらっしゃるからか、傍若無人な走り方をしてる方も多いような気もしますから、危険もいや増しているように思えます。
心して走っていただかないと、これから事故がものすごく増えてくるんじゃないでしょうかね。
  
ま、私も高齢者に近くなってきましたから、自戒を込めてって所なんですけどね。