世話人日記

「プチ・ブルベ山城100km」の公式ブログです。

自転車イベントで悩む

先日埼玉で行われたブルベには、300人以上(!)の参加者がいたそうな。
なんともすごいですね。
大きなトラブルも無かったようでなによりですけれども、運営されたみなさんの気苦労は相当なもんだったろうと思います。
おつかれさまでした。
 
それにしても300人オーバーとは!
 
ブルベはある意味、とても参加しやすいイベントです。
制限時間以内に距離を走りきればいいだけですし、ルールも法令遵守だけ、といってもいいぐらいの簡単なもの。それに200km走るぐらいなら、普通の体力の持ち主なら、特に準備しなくともなんとかなるもんなんですからね。ちょっと力試ししてみたい、自分がどれだけ走れるか確認したい、って人にはとってもいいきっかけになると思います。
ですから、参加者が300人を越えたって不思議ではないっていやぁその通りなんです。
今回の成功で、これから参加希望者はさらに膨らんでくるでしょうね。
定員制限をしなかったら、1000人ぐらいになってもおかしくないんじゃないでしょうかね。
しかしながら・・・私も小さいながらも公道を使った自転車イベントを立ち上げている者ですが、この盛況は喜ばしいような困ったような、ちょっと複雑な気持ちにさせられてしまいますね。
 
公式ブルベの主催者がどのような考えをお持ちなのかわからないのですが、ブルベでは、その遊びの性格から当然の事なんですけれども、開催を警察に届ける事はあまりないようです。
各参加者は公道を法例を守って勝手に走っているだけで、参加者に道路を占有する権利はないですし、参加者のために他の一般車両が道を譲ってくれたりする事もないわけです。
参加者は、ただ普通に自転車で道路を走るだけなんですから、警察に届ける必要なんてないんですね。
でも、あんまり参加者が多くなったら話はちょっと変わってきちゃいます。
300台の自転車が一同に会する、と言うだけでも周辺の交通を混乱を生じさせる原因になりうるんですね。
裾野を広げるのは結構なんですけれども、せめて定員を設けるなりして、一時に走る台数は少なくしていただきたいものです。なんらかの歯止めをかけないと、いずれどこかでほころびが生じてきます。大きなトラブルが起こる前に、何か手だてを考えた方がいいと思いますよ。
 
天下の公道を、普通に走るだけのイベントであるブルベ。
本来、警察にもどこにも届ける必要ないような、気楽なイベントだと思うんですけれどもねぇ。