世話人日記

「プチ・ブルベ山城100km」の公式ブログです。

クリティカルマス 京都 その6・・・名乗るのをやめましょうや

「クリティカルマス」ってのは。誰かが動員かけてデモ走行する訳じゃない。
誰や彼やが普通に走っているうちに、いつのまにやら自転車がいっぱいになった状態。
その結果がクリティカルマス。
 
あるいは、廻りからの評価。
自転車でいっぱいになった道路を見て
「まるでクリティカルマスだね!」
って言われること。
たかだか100台程度の自転車が「クリティカルマスライド!」って叫んでデモ走行することとは違う。
 
実際にクリティカルマス運動に賛同し、地道に走り続けている人達は、私の知る限りではデモ走行なんてしていません。みなさんわいわいしゃべりながら普通に楽しく走行会をしてるだけです。
自転車の楽しさをわかってもらいたい、クルマをちょっと減らしたい、そんなメッセージが伝わってきます。
・・・
それだけなんですけれどもね、それでいいんだと思うんですよ。
道路がクルマだけのものではない、って訴えるにはクルマ以外の乗り物が「普通に」走っている状況をつくるしかないんです。
 
ここで肝心なのは「普通に走る」ってことだと思うんです。
 
残念ながら現代は道路に自動車があふれていることが「日常」になってしまっていますが、クリティカルマス運動は、この日常風景を変えよう、と言うものです。
そんな大きな変革は一過性のデモ行進なんかでできる訳がないんです。
地道な地道な、日常の積み重ねを繰り返すしかないのです。
普通に、生活の中で自転車に乗る事しかないのです。 
 
こんなこと、私なんぞが改めて言わなくとも、実際に「クリティカルマス」に賛同して走っている方は、ほとんどの方がそう考えてらっしゃると思うんですけれどもね。
 
しかしながら他の目、廻りの目は違うんじゃないでしょうか。
「クリティカルマス」って名乗る事で、「チームクリティカルマス」が主催する、毎月定例のデモ走行会、と捉えられてしまうんじゃないでしょうか。
 
クリティカルマス運動に賛同している皆さん、
そろそろ「クリティカルマス」って名乗る事をやめませんか?
もし残すとすれば、おちゃらけでもいいですから「クリティカルマス認定機関」みたいなのを作って、そこが「このライドはクリティカルマスだ!」って勝手に宣言するとかぐらいにして・・・。
 
そのほうが、運動は拡がって行くと思うのですが、どうでしょうかね。