世話人日記

「プチ・ブルベ山城100km」の公式ブログです。

道路交通法改正問題・・・いい方向

道路交通法改正問題、どうやらいい方向に向かっているらしいですね。
児童の問題とか、まだまだむずかしい問題はあるんでしょうけれども、方向さえ正しければ、モノゴトなんとかなるもんだとおもってます。
 
私、この問題、不安で不安でしかたがありませんでした。
いまでも不安ですけど、それは警察の陰謀とか、法案にウラがあるとか言うんじゃないですよ。
世論がどう動くかってことにです。世論が自転車をどう見てるかってことにです。
 
「提言」にあった「自転車が車道を通行することが特に危険な場合は、当該道路の自転車通行を禁止するなどの措置を講ずること」と言う文言。
この文言について「危険と判断するのは誰だ?警察だ!」って議論が起こってましたよね。
でもそうじゃないでしょ。おそらく、どこそこの道は危険だって声をあげるのは、子供を持つお父さん、お母さん達のはずでしょう。
警察が規制を進める上で、そんな大きな声を無視するわけにはいきませんよね。きっと大きな判断材料にしたと思いますよ。
マスメディアもキャンペーン張ったりしてね。
 
今回の改正試案では、この文言は消えたそうな。
「自転車は歩道を走るものではない」と言うことがより明確にされるそうな。
違反者に対する取り締まりも厳しくなるそうな。
それはよし。
自転車好きには、自転車が主要な交通機関だと思っている人間にとっては、とても喜ばしい。うれしい。
でも世間はそうじゃないかもしれない。
なんでわざわざ危険な車道を走らせるの?ぐらいに思うのが普通の感覚じゃないでしょうか。
ひょっとしたら自転車団体が圧力をかけて子供達を危険な車道においやろうとしてる、って思われてるかもしれませんね。
 
今回の騒動「自転車乗りの声」がおかしな法律の流れを変えた、と言う捉え方ができるのかもしれない。
単に、深読みのし過ぎだったのかもしれないし、穿った見方をすれば、役所が自転車乗りの意識を試してみるためにわざとおかしな法案を出した、なんてこともあるのかもしれない。
いろんなことが考えられるんでしょうが、いずれにしろ行政は「自転車乗り」の意見を汲もうとしていることは確かなようです。
次は、自転車乗りの側が気構えを見せる番なんだと思います。
文句を言った以上、責任ある行動をとらなくちゃなりません。
 
風当たりは強くなりますよ。