道路交通法改正試案
全歩連参加者 今朝の時点で284名
すでにご存知の向きもたくさんいらっしゃると思いますが、警察庁が「道路交通法改正試案」について、パブリックコメントの募集を始めました。http://www.npa.go.jp/comment/kouki2/20061229.pdf
この改正案、自転車の規制についてだけのものではなく、悪質運転に対する罰則強化、高齢者運転者対策等7つの項目からなっています。
このうち自転車に直接言及しているのは
3.自転車利用者対策の推進
(1)通行区分の明確化
(2)児童・幼児のヘルメット着用の推進
(3)街頭活動の活性化
の部分です。
読んでいただければ分かりますが、ここには自転車の車道走行規制については、なにも言及されていません。
それどころか「自転車本来の走行性能を発揮した走行を行う場合には原則どおり車道を通行するよう、交通安全教育や街頭指導を強化していくこと」と言う、自転車を主要な交通機関としてきちんと認めているかのような文言まであります。
しかしながら
”・・・改正は「自転車の安全利用の促進に関する提言」を踏まえ行うものであり・・・” と明確に示されています。
そしてその提言には
「自転車が車道を通行することが特に危険な場合は、当該道路の自転車通行を 禁止するなどの措置を講ずること」
と、これもまた明確に記されています。
残念ながら、と言いますか、ある意味当然とも思えますが、世間の耳目は飲酒運転の罰則強化や高齢者対策に集まるでしょう。
自転車についてのことなど、あまり関心を持たれていないのが本当のところでしょう。
よほどしっかりと声をあげないと、さらっと流されてしまうような気がします。