世話人日記

「プチ・ブルベ山城100km」の公式ブログです。

ヒヤリ・ハット

 
山城100kmでは毎回、参加してくださった方にアンケートへの協力をお願いしています。
かなりおおざっぱなもので、イベントと自転車道についての印象と、今後へ向けてのご意見や提言を聞かせてもらっているのですが、今回は新しい設問として「ヒヤリ・ハット事例」という項目を設けさせていただきました。
走っていてヒヤリとしたこと、ハッとした事例なんてなかったですか?
危険だな、と思うような場所はなかったですか?
と、そんなことをお尋ねしたんですね。
 
はじめはこういった問いかけはするつもりじゃありませんでした。
当日の朝に思いついた設問です。正確に言うと、スタート直後。
 
今回の山城100km。前回の事故を受けて、いろいろと安全対策には気を配ったつもりです。
開会式の開場である四季彩館から自転車道までは自転車に乗らず、押し歩いていただくこともその一環でした。
自転車に乗るのは自転車道に上がってから、ってことにしたんですね。
さらに、混雑を減らすべく、南方向と北方向の両方向同時スタートも試みてみました。
 
で、そのスタート時。
私が自転車道に上がって、集まっている参加者にスタートの合図を送っていたんですね。
5台程度ごとに「ハイっ、南向きスタートしてください。次、北向きの方どうぞ」ってな感じですね。
道路上には参加者だけでなく他のサイクリストもいます。のんびり散歩している人や、レンタサイクルでのんびり走っている人もいます。子供もたくさん。
そんな人のじゃまにならないように、ちょっと交通整理をしていたつもりだったんですね。
南を向いたり、北を向いたり。ちょっと手を振って指示したりしながら。
 
北から南方向を振り返ったときだったと思います。
「うぉあぁっ!」って感じだったですかね。耳元で大声が聞こえました。
一瞬のつむじ風と一緒に。
南方向から走ってきたローディーが、私のそばすれすれをドピューって通り過ぎていったんですよ。
 
私はいたって気が弱いんでね。大声で「すんませんねぇー!」って叫んじゃいましたけど、これは怖かったです。
飛ばしているローディーさんは、相当スピードが出ます。40kmオーバーは軽いのかな?
しかも自動車みたいに音がしません。突然、つむじ風がやってきます。ほんと怖かったです。
 
こっちに非がまったくないとは言いませんよ。
あちらにしてみたら、道の真ん中でふらふらしている危なっかしいおっさん。じゃまで仕方なかったんでしょう。私、急に腕を振り回したりしてたかもしれません。
 
山城100kmのコースに使っている自転車道は、ぶっとばすような道じゃないと思ってます。
幅も狭いし、子供もお年寄りもいっぱいいるし、名だたる観光地、嵐山もゴールに控えている。
そんなところ、速く走れるわけないじゃないですか!
 
ローディーさん達にお願いです。
飛ばしたいのはわかるような気もしますが、もうちょっと周りを見て走っていただきたい。
のんびりした道では、のんびり走りましょうや。
 
こんな感じでね、今回の山城100km、かなりスリリングなスタートを切ってたんですよ。
「スタート直後に主催者が自転車と衝突!」なんて、しゃれにもなんにもならんような事態はなんとか免れたんですけどね。
 
ヒヤリ・ハット事例
http://luckyvillage.pro.tok2.com/result_y100/2006a/y2006a-104.html