世話人日記

「プチ・ブルベ山城100km」の公式ブログです。

事故った(というほどでもないんですが・・・)

通勤途上。近鉄の某駅近くの交差点手前。信号待ちしている車列の横、路側帯を走行中。
と、突然車の影から女の人がひょっこり! 不意をつかれた格好であわてて急ブレーキ!!!
時速17〜18kmぐらいでしたでしょうか、それほどスピードを出していなかったのでなんとか急停車。
私が通勤に使っている自転車はリカンベントリカンベントの中ではオーソドックスな、ハンドルが上についているタイプです。
普通の自転車だったら急ブレーキを掛けると前につんのめりますね。場合によっては背負い投げを食らって背中から1回転、ってことにもなるのかもしれません。
リカンベントは椅子に腰掛けた乗車姿勢ですし、かなり重心が低いですから背負い投げをくらうことは少ないと思います。
自動車が急ブレーキを掛けたときと同じ用に、前に放り出される感じになります。
身体の前にはハンドルがあるわけですから、へたしたら胸をハンドルで強打!ってことになりますね。
ところがその辺りはよく考えて作られていて、ハンドルピラーは前に折れ曲がるように作ってあるんです。どん、と前に放り出されたときも、ハンドルに激突するようなことはありません。
ところが、急停車したときに前に放り出されるのは上半身に限ったことじゃありません。身体全体がずずっと前に滑り出されます。
リカンベントという乗り物は、足を前方に投げ出した乗車姿勢が特徴的です。私の乗っているハンドルが上にあるタイプでは、両足でハンドルピラーを挟み込むような格好になるわけです。で、その格好で身体が前にずずっと動くと・・・。
幸いボールへの直撃は免れたんですが、バットの付け根部分を痛打。しばらく息ができませんでした。なんとか転倒は免れましたが声も出ません。
とにかく歩道へ乗り上げて息を整えます。
飛び出した女性は、ほんとにまったく素知らぬ顔。すましてすたすた歩いていきます。
情けないやら悔しいやら、涙でました(;_;)
ぼちぼち視界から消えようって時にようやく「せめて、ひとことあやまってぇなぁ」って声を掛けたんですけどね。
聞こえたかな。
 
世のリカ乗りの諸兄、ご注意あれ。